一太郎を使ってKindle用の電子書籍を作る

2020/06/07

Amazon Kindle 電子書籍

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前回は、


ことを試してみました。なかなかいい感触を得ました。
しかし、一太郎を使えばすぐにKindle用のmobiファイルを作成できるということをどこかで知りました。

そこで、Wordの原稿を一太郎に移して、そこからmobiファイルを作ってみました。
どうだったのかを簡単にお伝えします。

結果


ドイツ語の引用符


「でんでんコンバーター」を利用したときと同じく、最初の引用符は大丈夫なのですが、後の引用符の前には余計な半角スペースがついています。

画像

問題ありません。きれいに表示されます。

目次

目次は一番最初のページに作られるようです。

見出し

「見出し2」のフォントは、次のようになりました。



WordとRomancerを使ったときと同じです。




上が注番号、下がその注釈です。注番号はRomancerよりも短く、すっきりしていて邪魔になりません。今までで一番気に入りました。

ただし、注釈は書籍の末尾にまとめてつくので、やはり奥付よりも後に来るという問題があります。

各注釈ごとのスペースがないのは人によって評価が分かれるでしょう。

ふりがな


ふりがなもとてもきれいです。

フランス語やドイツ語


これも大丈夫です。ただし、フランス語と日本語の間にはいくつかのタブがあったのですが、すべて「_」一つに変換されています。これは不要だと思いますが……。


Romancerとは違って、もとの表を「枠なし」にしていると枠線が表示されません。表で整形しようとしている人にとってはとてもいいですね。

まとめ

表の枠線を表示しないで文章を整形できるというのは、Romancerにない強みです。
また、すっきりした注番号表示にはとても好感が持てます。

でも、目次が書籍の最初に来るのと、注釈が最後にくるのは書籍の表現の自由度を奪う気がします。

ふだん一太郎を使っている人ならともかく、Wordで文章を書いている人なら、表での整形を諦めてもRomancerの方を使いたい気がします。


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