起動してみると、Vistaでした。VistaをWindows 10に無償アップデートできないものか調べてみましたが、ダメなようです。メモリが512MB、ハードディスクが60GBしかないのでどのみちWindows 10は動かないでしょう。
ウィルスバスターをインストールしてみても、使えませんと出ます。デスクトップの通知領域からは、次々に「更新してください」の吹き出しが出てきます。
Vistaのまま使い続けるのは怖いので、Linuxにしてやろうと考えました。まあブラウザだけでも使えればいいや、と。それで別の友人から以前もらったインストールガイドに従ってインストールしてみました。
結果をお知らせすれば、インストールには成功したのですが、ブラウザは遅くて遅くて、とても使えませんでした。起動に5分もかかるのです。CPUがCore Duo U2400ですが、これが遅すぎるのでしょうか。それともやはりメモリが足りなさすぎるのでしょうか。13年の技術的進歩はきっと大きいのでしょう。
それでもインストール自体は成功したと思います。いずれまた中古のWindowsパソコンをLinuxにして使うために、友人のガイドを参照しつつ、やったことを記録しておこうと思います。
1.isoファイルのダウロード
インストールしたのは、xubuntu 18.04です。xubuntuは、前に別のパソコンにインストールしたことがあります。デスクトップの洗練された美しさは最高です。名前「ズブンツ」はすさまじい音ですが。
これがxubuntuのサイトです。
Downloadをクリックします。
上のページとなります。なお、下のほうに小さく「System Requirements(システム要件)」とあるので、クリックしてみると、「at least 512 MB of memory(少なくとも512MBのメモリ)」となっていました。13年前のLet's noteも大丈夫だ、と期待しました。xubuntuは軽量だということなのでぴったりです。
上のページですが、普通は左の「64-bit systems」を選ぶのでしょうが、調べてみるとLet's noteのCPU、Core Duo U2400が32bitということだったので、32bitのほうにしました。
でも、上の赤枠をクリックしたら「Not Found」が出たので、
ミラーサイトからダウンロードすればいいやと、「Japan」をクリックしました。富山のサイトのようです。
さて、「Japan」をクリックすると、
と出るので、32-bitの方をクリックして、「xubuntu-18.04.4-desktop-i386.iso」をダウンロードします。
2.ファイルの安全性の確認
ダウンロードが終わると、そのファイルが安全かどうかを確認します。面倒ですが、改ざんされたりしていないかのチェックを行うようです。
まず、上の「MD5SUMS」クリックします。すると、奇妙な文字列とOSのバージョンが表示されます。自分がダウンロードした「xubuntu-18.04.4-desktop-i386.iso」の文字列をコピーします。そしてエディタ(メモ帳など)に貼り付けておきます。
ここでは、「9030d4」で始まる長~い文字列です。
同じように、二つ目の「SHA256SUMS」をクリックして、また文字列をコピーしてエディタに貼り付けます。
なお、この文字列はハッシュ値と言います。
次はダウンロードしたisoファイルの文字列を出力します。Windowsの場合はこれがちょっとややこしいです。
まず、ダウンロードしたファイルを「ダウンロード」フォルダに入れておきます。
次に、「コマンドプロンプト」を起動します。あの黒い画面です。
なお、この文字列はハッシュ値と言います。
次はダウンロードしたisoファイルの文字列を出力します。Windowsの場合はこれがちょっとややこしいです。
まず、ダウンロードしたファイルを「ダウンロード」フォルダに入れておきます。
次に、「コマンドプロンプト」を起動します。あの黒い画面です。
スタート > すべてのアプリ > Windowsシステムツール
にあります。
起動すると、
起動すると、
C:\Users\Yojiroo Hirosaki>
となっています。Yojiroo Hirosakiはユーザー名です。
「>」の後に、
「>」の後に、
cd downloads
と入力して下さい。downloadではありませんので気をつけましょう。
Enterを押すと、
Enterを押すと、
C:\Users\Yojiroo Hirosaki\Downloads>
となりました。今、「ダウンロード」フォルダにいるよ、ということです。
「>」の後に、
「>」の後に、
certutil -hashfile xubuntu-18.04.4-desktop-i386.iso MD5
と入力します。半角スペースに気をつけて下さい。certutilの後、hashfileの後、isoの後の三カ所あります。MDは小文字でもいいようです。入力は大変なので、上の文字をコピーして、黒い画面で右クリックして貼り付けるといいでしょう。
うまくいくと、isoファイルの文字列(ハッシュ値)が出力されます。これをエディタにコピーします。コマンドプロンプトは普通にコピーできません。コピーの仕方は、「コマンドプロンプト コピー」でググって調べてください。
同じようにして、
うまくいくと、isoファイルの文字列(ハッシュ値)が出力されます。これをエディタにコピーします。コマンドプロンプトは普通にコピーできません。コピーの仕方は、「コマンドプロンプト コピー」でググって調べてください。
同じようにして、
certutil -hashfile xubuntu-18.04.4-desktop-i386.iso SHA256
をペーストしてEnter。SHAは小文字でもいいようです。また出力された文字列をエディタにコピーします。
この両者が先ほど貼り付けた文字列と一致しているか調べます。一致していれば、isoファイルが真正なものであることが証明されます。
一致しているかどうかは、いちいち目で追わなくても、エディタの検索窓に文字列を入れて検索にかけるとすぐにわかります。
この両者が先ほど貼り付けた文字列と一致しているか調べます。一致していれば、isoファイルが真正なものであることが証明されます。
一致しているかどうかは、いちいち目で追わなくても、エディタの検索窓に文字列を入れて検索にかけるとすぐにわかります。
まとめ
xubuntuのisoファイルをダウンロードし、それが正しいものかを確認しました。
ふうう、ここまで結構大変でした。今日のところはここまでにします。
果たしていつインストールまで行き着くのか。先は長い?